アイコン 研究会について

ギャンブル等依存症対策研究会は、ギャンブル等依存症研究と対策推進を目的として2023年11月に設立された一般社団法人です。ギャンブル依存症に関する教育カリキュラムを作成するために学識経験者や治療関係者が大阪商業大学内に設立した研究プロジェクトチームが当団体の起源です。
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ギャンブル等依存症対策とは

ギャンブル等依存症とは、ギャンブルに「生活に支障がでるくらいはまってしまった状態」のことをいいます。 ギャンブルやゲーム、飲酒などをすると瞬く間に快感が生じたり嫌な気持ちが即座に消え去ることがあります。しかし、副作用もあります。快感が生じる、嫌な気持ちが消えるスピードが速ければ速いほど、その行動を繰り返すうちにはまってしまう可能性があります。

ギャンブル等依存症対策とは、過度なギャンブル行為によってはまる人がいなくなるように、正しい知識普及による予防策、すでにはまっている人を治療へとつなげる介入策、依存症から回復した人が再発しないように社会全体が役割を果たしていくことです。

2018年7月に「ギャンブル等依存症対策基本法」が成立して、我が国のギャンブル等依存症対策は大きく前進しました。最初に国と地方公共団体・ギャンブル等事業者・国民・医療福祉従事者の責務が明確に規定されました。 基本的な施策は次の10項目です。

  1. ギャンブル等依存症問題に関する教育の振興
  2. 予防等に資する事業の実施
  3. 医療提供体制の整備
  4. 相談支援等
  5. 社会復帰の支援
  6. 民間団体の活動に対する支援
  7. 連携協力体制の整備
  8. 人材の確保等
  9. 調査研究の推進
  10. 実態調査(3年ごと)

国と地方公共団体は、施策を実践するための「ギャンブル等依存症対策推進基本計画」を策定して3年ごとに見直し再計画を実施することになっています。

わたしたちの理念

ギャンブル等依存対策の推進に求められる「人材の育成」に寄与することを活動の主目的として教材と講義プログラムの作成、検定制度の普及に取り組んでいます。ギャンブル等依存症に関わらず依存症全般や精神疾患に関する予防・介入・治療の推進に寄与できることを目指しています。

役員紹介

代表理事

谷岡 一郎

Profile

大阪商業大学学長 / 学校法人谷岡学園理事長

1956年大阪生まれ。慶応義塾大学法学部卒業後、南カリフォルニア大学行政管理学修士課程、社会学部博士課程修了(Ph.D.)。1997年から大阪商業大学学長。2005年には学校法人谷岡学園理事長に就任する。専門は、犯罪学、ギャンブル社会学、社会調査論。

理事

小原 圭司

Profile

医師 / 松ヶ丘病院名誉院長 / 元島根県立心と体の相談センター所長

社会医療法人正光会松ヶ丘病院名誉院長。大阪商業大学客員教授。島根県ギャンブル等依存症対策協議会会長。ギャンブル障害回復トレーニングプログラムSAT-G開発者。同プログラムは、全国の精神保健福祉センター69か所のうち61か所で活用されています。

理事

谷岡 辰郎

Profile

大阪商業大学特任准教授 / 学校法人谷岡学園理事・法人本部長・秘書室長

1985年アメリカ・ロサンジェルス生まれ。ジョージア工科大学理学部卒業後、フェアリー・ディッキンソン大学大学院薬化学学科修士課程修了。修士(化学)。専門はアメリカ文化、インディアン・カジノ、統合型リゾート。

理事

佐藤 寛志

Profile

島根県立こころの医療センター職員 / 精神保健福祉士

精神保健福祉士として、精神障がい者地域生活支援センター、島根県立こころの医療センターを経て島根県立心と体の相談センターにて依存専門相談を10年担当。福祉・医療・行政の各分野での臨床経験をもつ。平成27年には、当時全国でも数少ないギャンブル障害の支援プログラムである、島根ギャンブル障がい回復トレーニングプログラム(SAT-G)を開発し、平成30年には重複障害のあるギャンブラー向けの支援プログラムであるSAT-Gライトを開発。IR推進法の成立以降徐々に、SAT-Gが全国で注目されるようになり、現在では全国精神保健福祉センター69か所の内61か所でこのプログラムが活用されています。

理事

大谷 信盛

Profile

大阪商業大学アミューズメント産業研究所研究員

大阪商業大学卒業、ジョージ・ワシントン大学国際関係論修士課程修了。元衆議院議員、元環境大臣政務官、元与党税制調査会副会長。専門は、広報文化外交政策、観光政策、規制政策、環境政策。

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